院長は開院以来、予防歯科に19年以上(※)取り組んでいます。これまでの経験を通して、お口の中の環境が悪いと大きな病気になる確率が高くなることを実感し、お口の健康を守る予防歯科に一層力を入れるようになりました。
例えばお口の中の細菌は、糖尿病や心疾患、肺炎などの呼吸器疾患と深い関わりがあります。また、アルツハイマー型認知症や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などにも関係しています。
ご高齢の方に目を移すと、その死亡原因で多いのは肺炎です。この肺炎の中には、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)も含まれます。ご高齢になると物を飲み込みにくくなり、間違って気管と肺に唾液や食べ物が入り込むことが増えます。このとき、お口の中の細菌が気管や肺に入り込んでしまい、発症するのが誤嚥性肺炎です。食事の際にむせるケースが多くなってきたら要注意と言えます。
誤嚥性肺炎を予防するには、飲み込む機能を低下させないだけでなく、お口の中を健康で清潔に保つことが大切です。つまりはよく噛み砕いて食事ができ、さらにお口の中の細菌が少ない状態であれば、誤嚥性肺炎の発生率を下げられます。お口のケアは歯だけでなく全身の健康にもつながっていきますので、常に衛生環境を維持するために、日々のお手入れと定期的なメインテナンスを行いましょう。
※2022年現在
虫歯・歯周病の予防や再発防止には、歯科衛生士による定期的なメインテナンスが効果的です。そのため私どもは、定期検診に来ていただくよう、患者さまのお口の状況に合わせた通院ペースをご提案しています。
定期検診では、歯科衛生士が丁寧なプロフェッショナルケアを実施します。しかし残念ながら、歯科医院での治療や予防だけでは歯を十分に守れません。
虫歯や歯周病は生活習慣病の一種であるため、予防するには歯科医院での定期的なメインテナンス以上に、ご自宅でのセルフケアが重要です。特にブラッシング指導に力を入れており、お口の状態は患者さま一人ひとり異なることを踏まえ、すべての方に同じ指導を行わないのが特徴です。お口の状況や環境に合わせた歯磨き方法を身につけられるようお手伝いするとともに、患者さまが使いやすいセルフケア用品を選んでご提案します。
習得した正しいブラッシング方法は、一生の財産になると思います。その財産を活かしてセルフケアに取り組み、健康な歯とお口を守っていってください。
指導の際は、まずご自身の歯の磨き残しがわかる「染め出し液」で歯を色付けします。次に小さなミラーなどを使って、その場所を患者さまにご覧いただく流れです。
また定期検診時には、ご自宅でお使いの歯ブラシを必ずご持参いただいています。ご使用中の歯ブラシを見て、力の入れ具合や替え時、歯ブラシがその方のお口に合っているかなどを、お口のプロである歯科衛生士が確認するためです。
染め出した歯と普段お使いの歯ブラシの確認は、磨き癖や改善点を的確に患者さまへお伝えする上で重要な情報です。磨けていない箇所を把握できれば、ご自宅でもよりキレイに歯磨きできるようになるでしょう。
お口のプロである歯科衛生士だからこそ、効果的なケア方法をわかりやすく指導できます。どのようなケアグッズを使ったら良いのか…といった疑問や歯磨きに関するお悩みなども、お気軽にご相談ください。
お口の中を拝見し、歯や歯ぐきの状態を確認します。
患者さまの年齢や生活習慣、お口の状態をもとに、予防プランを立てます。
歯のクリーニングやフッ素塗布、歯磨き方法のレクチャー等をいたします。
STEP1~3を定期的に行っていきます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
午前:9:00~12:00
午後:13:30~18:30
※祝日がある週の木曜は診療しています。
休診日:木曜・日曜・祝日